長宗我部歴代文書発見~記者発表

12月10日(金)、当館において長宗我部歴代文書発見に関する記者発表が行われました。

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当館では、平成19年より県内の団体や個人がお持ちの歴史資料を後世に継承することを目的に、保存方法や取り扱いの相談に答える「歴史資料保存相談窓口」を開設しています。

今年の10月30日、宿毛市立宿毛歴史館との共催で開催した「維新の群像展 IN 宿毛」(10月1日~11月23日)の関連行事「今日は山内資料館の日」の中で、「出張歴史資料保存相談窓口」を開きました。

窓口には数件の相談が持ち込まれ、その中の一件がこの長宗我部歴代文書でした。

文書は全部で8点。長宗我部国親の文書が2通、元親、信親(元親の長男)、盛親(元親の四男)、香宗我部親泰(元親の弟)、元親から盛親に宛てた文書の写しがそれぞれ1通で、これらは長宗我部氏家臣であった川田家の子孫の家に伝わった文書です。

これらはいずれも新発見の文書で、長宗我部氏勃興期の国親から最後の盛親に至る長宗我部歴代の書状が揃っているという極めて稀なものである上に、内容も領地の所有権や相続に関係するものや、香宗我部氏と長宗我部氏の政治関係を伺わせる文書など、今後の研究に大きな示唆を与える文書だということが分かりました。

現存する長宗我部関係の文書が極めて少ない中で、一度に8点もの文書が発見されたというニュースは大きく、記者発表では多くの報道関係者が取材に訪れました。

これらの資料は、現在当館展示室にて1月30日(日)まで展示しています。

また2月26日(土)の古文書講座中級(午後2時~3時30分)で、これらの資料をテキストの一部にとりあげ、文書のもつ意味、今後の土佐戦国時代史や長宗我部氏研究に与える影響等について解説しますので、ぜひ興味のある方はご参加ください。

今回の発見は、高知県内にはまだまだ知られていない多くの歴史資料が眠っていることを私たちに教えてくれました。

そして今回の発見が、単に長宗我部氏という有名資料の発見にとどまらず、皆さんのお家や地域に伝わった歴史資料に目を向けるよいきっかけになればと思っています。

「歴史資料保存相談窓口」の詳細はこちら

(投稿者:学芸員T)

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