体験!発見!日本の伝統文化 ~花道~

この講座は、毎年、秋に開催している、子どもたちに日本の伝統文化に触れてもらうことを目的とした講座です。今年は初めて花道を取り上げてみました。

子どもたちに花道をどういう風に体験してもらうか、悩むところでしたが、講師の菊池仙葉先生(龍生派教授)から、楽しく、かつ内容もしっかり体験できるユニークなご提案をいただきましたので、今回はそのやり方を実践してみました。

そのやり方とは。500mlのペットボトルを下から3分の2くらいの高さでカットし、それを花器として使います。そして、中にオアシスを入れて、花をいけて行くやり方です。

講座では、はじめに学芸員が花道の歴史について子どもたちに説明し、続いて、子どもたちに自分のオリジナルの花器を作ってもらいました。

子どもたちは、カットされているペットボトルの容器に、和紙や折紙、マスキングテープなどを組み合わせて切り貼りし、オリジナルの花器を作っていきます。工作教室のような感じもあり、子どもたちにとっては「どんな入れ物をつくろう」、「どういうデザインのものがいいかな」など、作業を通して花器に思いをめぐらす良い機会となったようです。先生からは「お花が喜ぶような花器を作ってみよう」という素敵なアドバイスももらいました。

   

次に、先生による生け花の実演が行われました。先生からは、「お花の上の方に太陽があるようなイメージで」とか、「全体が三角形になるような感じで」など、花をいける際のイメージやバランスの取り方などを分かりやすくご説明いただきました。子どもたちは、草や花が思いがけない姿にいけられていく様子を、大変興味深そうに見ていました。

そして最後に、子どもたちによるいけばなの体験です。ペットボトルを飾りつけしたオリジナルの花器に、先生の指導をうけながら、実際に、自分で花をいけてみます。実際にいけてみて、さし方の向きや深さ、花の色合いや形のバランスなど、子どもたちはいけばなの楽しさと奥深さに触れたようでした。「今度はちがう花を使ってみたい」「まっすぐさすのが難しい」「並べ方で印象が大きく変わるのが分かった」など、様々な感想が聞かれました。

  

古くから日本にある花をめぐる文化、子どもたちは今回の体験でどんなことを感じたでしょうか。花道についてはもちろんですが、草や花、さらには季節の移ろいなど、自然の風物にも興味を持ってもらえるきっかけとなれば嬉しいです。

(投稿者:K)

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