文化財講座~第4回 竹林寺文化財の科学調査

2月1日、文化財講座―仏像を解き明かす― 第4回「竹林寺文化財の科学調査」を開催しました。

今回の講座では、前回ブログ(こちら)でもお伝えした、高知市五台山にある竹林寺(四国霊場第31番札所)の仏像(阿弥陀如来像)を中心に科学調査の成果について、報告を行いました。

冒頭、当館の竹林寺調査の担当学芸員から、今回の調査経緯と、今回確認された裏書で徳川家康の戒名である「大相国一品(だいしょうこくいっぽん)」などの文字からわかる竹林寺や山内家の歴史的・文化的な意義づけ、また今後の土佐の寺社研究に与える可能性について報告がありました。

その後、実際の科学調査を担当した高知大学総合教育センターの松島朝秀先生から、調査に用いたX線透過撮影の仕組み、今回の撮影で明らかになった仏像の内部構造や裏書について、画像から読み取れる情報を解説していただきました。

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今後も引き続き詳細に仏像の調査を進めていくとのことです。
新たな成果が確認できれば、機会を設けて皆さんに報告しますので、乞うご期待です。

仏像をテーマにして、仏教美術史や仏像修復、科学調査といった異なる分野の専門家を招いて薦めてきた今年度の文化財講座も今回で最終回です。

一年間を通じて仏像に様々な視点からアプローチすることで、これまで気づかなかった新しい発見や驚きを感じていただけたのではないでしょうか。

資料館では、来年度も新たなテーマで文化財講座を開催いたします。
詳細が決まり次第お知らせいたしますので、ぜひご参加ください。

(投稿者:T)

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