特設展「土佐藩の人々~年譜書の世界~」

9月28日(金)から特設展「土佐藩の人々~年譜書の世界~」展が始まりました。
今回の展示は、タイトル通り特設展スペースの大半が年譜書で埋め尽くされています。

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しかし「年譜書」って一体何?と思われる方も多いと思います。

年譜書(土佐藩年譜類)とは、藩政に関わった代々の人物の名前とその働きが記された帳簿のことで、旧土佐藩主山内家に伝来した山内資料の中には約700冊もの年譜書が残されています。そこには武士だけではなく村役人や諸職人、宗教者など約9万人の履歴が記されている他、土佐藩の制度や役職の具体的な姿、江戸時代の人々の社会通念や法のあり方なども読み取ることができます。
藩政の運営は武士たちが中心となって執り行いましたが、実際の政治の場では武士だけではなく、さまざまな人々の働きがあって土佐藩は成り立っていました。では具体的に土佐藩にはどんな役職があり、彼らはどのような働きをしていたのでしょう。
本展示では、年譜書を中心に土佐藩の職制、役職の種類をはじめ年譜書の読み解き方などを解説し、それらを通して浮かび上がる土佐藩のしくみやそれらに関わる人々を紹介します。

また展示室内には、年譜書に載っている人物の姓名を検索できるパソコンを設置しています。ご先祖様の名前が分かる方はぜひ検索してみて下さい。

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そのほか、常設展ではお月見シーズンということで月にまつわる資料展示も行っています。さらに、今回は現在上映中の映画「天地明察」にちなみ、天文暦学者・渋川春海(安井算哲)の関連資料を展示しています。
土佐の儒者谷秦山が、今日の通信教育のように師である渋川春海に送った神道や天文暦学に関する質疑とそれに応答する春海の自筆の書状を収録したものをはじめ、天体の位置を観測するための渾天儀などの貴重な資料を多数展示しています。興味のある方はぜひ足をお運び下さい。

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※特設展「土佐藩の人々」展は、「高知市史近世部会連携展示 知らなかったこんな土佐 in 江戸時代」に参加しています。

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(投稿者:M)

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