諸式覚を読む会

6月21日(木)に、今年度2回目の「諸式覚を読む会」が行われました。

「諸式覚」とは、儀式の段取りなどをメモした古文書で、山内資料館に約200点残されています。この会はその名の通り、「諸式覚」という古文書を読み解いていく講座です。
土曜講座のような講義スタイルとは違い、参加者一人ずつに担当を割り当て、当番制で読み下しと現代語訳を発表していくという勉強会のような形で行っています。

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当日は参加者4名と学芸員2名、計6名での講座となりました。
今年度読み進めていくのは、去年に引き続いて高知城での正月の儀式についてです。
この日検討していたのは、藩主への新年の挨拶に際して家臣達がとった行動について書かれている部分でした。

この古文書の難しいところは、文章の意味を自分で取るところ。
確かに文章の切れ目や語句の捉え方によって状況がずいぶんと変わってきます。実際に主語・述語がきちんと整ってない文章もあるため、誰がとった行動なのか、また誰に対してとった行動なのかなど、捉えにくいところもあるようです。
しかし、そこはさすがハイレベルな皆さん!学芸員のアドバイスや関連資料から解読のヒントを探し出し、当時の様子を想像しながら自力での解読に挑んでいました。
「講座に参加しだしてだいぶ経つが、いまだ分からない部分が多いです。」とおっしゃる方がいましたが、そう言うもののどこか楽しげな表情。楽しんでいただけていることがよく伝わってきました。

古文書解読の実力を問われますが、古文書が好きな人にはとても楽しい講座だと思います。
レベルを上げたい方、実力を試したい方はぜひご参加ください。

※この会から資料集『増上寺火の番関係資料』が発行されています(平成22年)
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昨年の「諸式覚を読む会」ブログ

(投稿者:M)

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